生産現場で威力を発揮
簡単操作で加工改善を重視した振動測定器
製品の特徴
加工機や治具・ワークの特性を知ることで、改善策の導き出しに威力を発揮
- びびり改善→固有振動測定・安定ポケット機能を利用
- 真円度・面粗度の改善→揺動振動機能を利用
- サイクルタイムの向上→切削振動機能等の利用
振動の「見える化」には、FFTアナライザが不可欠。
表示画面より機能を選択するだけの簡単操作なので、面倒な設定は不要です。
選択機能
・切削振動測定機能 ・固有振動測定機能 ・揺動振動測定機能 ・フィードバランシング機能
FFTアナライザは、振動を時間軸波形と周波数波形で示す測定/分析の機器です。
どの周波数の振動がどれだけの大きさで発生しているのか一目瞭然。
トラブルシューティングなどにおいて、この機器で振動が出ている源と加工との因果関係を見つけ出す
大きな手がかりとなります。
① 切削振動測定機能
加工時に発生している振動を時系列で捉え、フーリエ変換し周波数分析します。
・加工時の振動が正常なものか、異常なものかを周波数で区別できる
・加工精度に影響を与えている振動(周波数)の大きさはどれくらいか、実加工で測定する
※加速度センサーの取付が必要です。
② 固有振動測定機能
固有振動を知ることで問題解決に
・振動しやすい周波数を特定できる
・安定ポケットの簡易描画でびびりが発生しにくい回転数を推定できる
加工振動が関係するびびり問題や刃具寿命などの加工改善に役立ちます。
③ 揺動振動測定機能
加工振動により機械のコラムや治具がどのように振動するのか、また、マシンと治具の振動を見ることで、振動レベルの低い回転数がわかります。
加工せずに主軸を各回転数で空回転させ、各振幅と位相を見る事で真円度等に改善に役立つ回転数ゾ―ンを見つけることができます。
④ フィールドバランシング機能
加工精度を崩す要因の一つに、回転によるアンバランスがあります。
バランスがどうなっているのか、機上で簡易なバランス取りをしたいなどの要望から追加したおまけ機能。
ガイダンス表示に沿う簡単操作。
※この機能は、オプション品が必要となります。